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第3回産学官連携DAYin電通大開催報告

2008/03/19

産学官等連携推進本部 客員教授 竹内 利明

3年目を迎えた産学官連携DAYin電通大は、平成19年6月6日(水)に学内外から約600名が参加して盛況に開催された。
今年は、大学院のベンチャー・ビジネス特論の授業を一般公開する形で基調講演を開催したところ、一般参加者と学生合わせて約350名が出席して、大教室が満員になった。講師は、地域・産学官連携推進機構客員教授の後藤芳一氏((独)中小企業基盤整備機構理事)で、「ニーズ型社会と新しい事業機会-技術シーズ主導から社会ニーズ対応への転換」をテーマに講演した。また、(独)情報通信研究機構(NICT)から本学が今年度初めて受託した「民間基盤技術研究促進制度(地域中小企業・ベンチャー重点支援型)」の公募説明会を開催した。その他に例年と同様、電気通信大学の産学官連携活動を一堂に集めて、企業の皆様に1日で全てを体感していただける機会を作ることを目的に企画した。具体的には、電通大発ベンチャー企業展示コーナー、第11回学生・一般アイディアコンテスト(ショートプレゼンテーションの後パネル発表)、第12回共同研究成果報告会、機器分析センター設備公開、共同研究相談会(本学TLOである株式会社キャンパスクリエイトの産学連携コーディネータ)、特許相談コーナー(知的財産本部弁理士)、各種ポスターセッション(平成18年度SVBL研究成果報告、学生・一般アイディアコンテスト優秀賞成果報告)を開催した。
アイディアコンテストは、29件の発表の中から、知能機械工学科1年生の千葉昭弘君が提案した「ICカードを利用した駐輪場管理システム」が最優秀賞に輝き、研究費50万円を獲得した。学部1年生の最優秀賞受賞は画期的で、将来の活躍が期待される。夏休み中の試作完成を目指して準備を進めている。
当日は、本学の産学官連携推進活動を多面的に支援していただいている多摩信用金庫から、多くの参加者が来場すると共に、取引先企業にも参加を呼びかけていただいた。多摩地域の企業に密着した金融機関の代表である多摩信用金庫の強力な支援で、電気通信大学の産学官連携推進活動を地域の中堅・中小企業に地道に繰り返して広報していただいている。中堅・中小企業との産学官連携を推進するうえで、金融界との連携の重要性が高まっている。今後の更なる支援を期待したい。
当日会場風景写真はこちらをクリックしてご覧ください。 

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