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第106回研究開発セミナー『クリーンテック・水素社会への挑戦』開催報告

2016/10/31

 第106回研究開発セミナー『クリーンテック・水素社会への挑戦』を以下のとおり開催しました。

日時:平成28年10月11日(火) 13:30〜17:00
場所:電気通信大学 創立80周年記念会館3階フォーラム
主催:電気通信大学 研究推進機構 産学官連携センター
共催:電気通信大学 産学官連携センター事業協力会
   独立行政法人 経済産業研究所(RIETI)
   社団法人目黒会 (電気通信大学同窓会)
開催案内:http://www.uec.ac.jp/news/event/2016/20160902-2.html

 第106回研究開発セミナーは「クリーンテック・水素社会への挑戦」と題し、10月11日午後に開催された。地球温暖化が世界的課題になる中で、次世代のクリーンテック開発に世界中の研究機関や企業が凌ぎを削っている。そうした中で、太陽電池や再生可能エネルギーグリッドに関して本学の先端研究を紹介するとともに、水素社会実現に向け世界をリードするNEDO、東芝及びトヨタのキーパーソンが燃料電池と水素社会実現への将来展望について解説した。

 前半では、山口浩一教授が、量子ドットデバイスの基本原理と作成方法、次世代太陽電池等への応用について解説した。続いて、市川晴久教授が「再生可能エネルギー・バーチャルグリッド」と題し、途上国での電池利活用について提案を行った。

 後半では、NEDOの大平英二氏が水素エネルギーに関する政府の方向性について解説した。続いて、東芝の中島 良氏が同社の水素社会への取組、特に、社会実装しつつある先進的な取組事例を解説した。さらに、トヨタ自動車の小島康一氏から同社の「環境チャレンジ2050」に加え、燃料電池実用化推進協議会CO2フリー水素WGでの検討状況を解説した。

 RIETIとの共催により、当該分野で日本を代表する専門家に加え、経済界の重鎮も参加し、非常に活発な意見交換が行われた。

(担当:産学官連携センター客員教授/RIETIコンサルティングフェロー 安藤晴彦)

独立行政法人経済産業研究所(RIETI)
URL:http://www.rieti.go.jp/jp/events/16101101/handout.html

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