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第1回産学官連携DAY in 電通大開催報告

「第1回産学官連携DAY in 電通大」開催報告

産学官等連携推進本部 特任教授 竹内利明

電気通信大学の産学官連携全体を紹介する「第1回産学官連携DAY in電通大」を6月7日(火)に開催しました。
本イベントは、昨年まで別々に開催していた「共同研究成果報告会」「学生アイディアコンテスト」「SVBL成果報告会」等を同時に開催しました。
電気通信大学の産学官連携を一日で、出来るだけ多く見ていただくために企画したイベントで、企業関係者の利便性を高めると共に、これから産学官連携に取り組みたいという中小企業者に気軽に見ていただく敷居の低いイベントにしたいと考えました。
来場者は、午前中の基調講演は約200名で、企業関係者は約150名でした。
イベント全体への参加者は学内外及び出展関係者も含めると約500名になりました。
基調講演は、文部科学省研究環境・産業連携課技術移転推進室の伊藤学司室長から「イノベーション創出に向けた戦略的・組織的な共同研究の推進」をテーマ講演していただきました。
続く基調講演として経済産業省燃料電池推進室安藤晴彦室長から「燃料電池を巡る国家戦略と中小企業のビジネスチャンス」をテーマに講演していただきました。 アンケートの結果を見ると共に好評で、特に最先端の燃料電池技術に中小企業がチャレンジできる可能性があることが良く理解できたので、ぜひチャレンジしたいという感想もありました。
安藤晴彦室長は、昨年度より本学の客員教授として、活躍していただいています。
続いて、機器分析センターの桑原大介助教授から、国内最新の電子顕微鏡、最新鋭X線結晶回折装置、その他分析・計測装置についてについて説明して、午後から展示・公開しました。 更に本年4月1日設置した電気通信大学の戦略的研究拠点である「先端ワイヤレスコミュニケーション研究センター」について唐沢好男センター長から世界最高水準のワイヤレス情報通信技術の研究教育拠点を目指す活動を紹介しました。

午後から共同研究センター成果報告会、学生アイディアコンテストを開催、学生アイディアコンテストは、アンケート結果を見ても非常に好評でした。 アイディアのレベルも高く、プレゼンテーションも素晴らしいという評価がありました。 プレゼンテーションに続いて、学生が自分で作成した説明用のポスターの前に立ち、来場者と自由に意見交換するポスターセッションを行い、多くの企業関係者が学生と直接コミュニケーションして、産業界の実状をベースに多くの示唆に富んだご意見をいただくことができ、学生は多くのことを学ぶことができました。また、企業から高い評価を得ることのできたアイディアもあり、共同研究を検討したいということで、企業を訪問して打ち合わせを行いました。

当日、企業関係の来場者には、この日初めて外部に公表した「研究室紹介〜共同研究はじめの一歩」を配布しました。
これは、電通大の共同研究を更に促進するためには、誰にでもわかりやすく研究室を紹介することを目的に、昨年から準備してきたもので、プロのカメラマンによる撮影とプロのライターが研究室を取材して、専門家でなくても研究内容を理解できるように書き下ろしたものです。
印刷物は1000部用意しましたが、好評で既に残部は少なく、7月中旬を目標に、本学のホームページで公開する予定です。
また、第2版では、新たに研究室を追加取材して、秋には発行する予定で準備を進めています。

「第2回産学官連携DAY in電通大」平成18年6月7日(水)計画中
6月7日は、電通大の産学官連携DAYと覚えてください

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