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イベント

▼イベント

▼開催報告

<2015年度>

2016年2月24日(水)
【3/7(月)開催】第6回ウェアラブル分科会のご案内(旧 筋電義手分科会)
 3月7日(月)開催の「第6回ウェアラブル分科会」についてご案内いたします。
 分科会は「企業技術者と大学研究者との間でデモ実験を含めながら課題を深く議論する場」と設定し、ご参加いただいた皆様にはなるべく継続的な参加をお願いしております。
 この度は、新たに若干名ですが新規メンバーを募集致します。今までにご参加いただいた方を優先致しますが、新たなご参加もお待ちしております。ぜひこの機会にご検討いただけましたら幸いです。ご多忙中とは存じますが、皆様のご参加をお待ち申し上げております。

日時

2016年3月7日 (月) 13:00~17:00(休憩:15:00~15:15)

場所

電気通信大学 東7号館(産学官連携センター棟) 4F 415号室(学内地図の青い建物)
大学構内に入るときに守衛所での受付は不要です。直接、4F 415研修室 にお越し下さい。

議題

1.各研究担当者からの進捗報告と質疑応答
研究担当者が、筋電義手システムの実機を用いて取り組んでいる課題に関しての説明、問題点の開示と結果、さらにデモ実験を行いながら、参加者と一緒になって筋電義手を対象に、ウェアラブル機器に関するEMC問題の議論を深めることを予定しています。

1) 『筋電義手イミュニティ試験系の構築 及び筋電義手駆動信号の無線化』
ウェアラブルデバイスのイミュニティ試験法について、擬似生体信号発生器と生体等価ファントムを組合せた試験系を提案・構築し、筋電義手へのESDイミュニティ試験に適用した検証結果を述べその有用性を示す。また筋電義手のモータ駆動用制御信号の無線化を目指し、耐電磁干渉性の高い10~60 MHz の微弱電波帯での超広帯域無線方式を採用した送受信機の設計・実装を行い、8dBのEb/N0で、10e-3以下のビット誤り率、1.25Mbpsの高速伝送が実現できたことを述べ、その実現可能性を示す。
名古屋工業大学 王 建青 先生
名古屋工業大学 藤原 修 先生、安在 大祐 先生

2) 『 筋電義手からのノイズ放射とその評価法の検討 』
センサ、マイコン、モータ等で構成される筋電義手の支配的な電磁ノイズ要因を明らかにするために、手を握る、開く等の異なる動作条件下での放射ノイズ(3m)測定と、各部品直上での近傍磁界測定を行い、その対応関係から各帯域での支配的なノイズ要因を検証する。
秋田大学 萓野 良樹 先生
放送大学 秋田学習センター 井上 浩 先生
岡山大学 豊田 啓孝 先生、 五百旗頭 健吾 先生
2.デモ
1) 擬似筋電信号発生器を用いた義手駆動のESD試験
2) ノイズ放射に関しては近傍磁界測定



募集人数

今までにご参加いただいた皆様 プラス 新規ご参加若干名

参加費

法人会員:無料、 法人准会員:1分科会1人 95,200円(税込102,816円 年3回程度開催)

お申込み

 メールで、ギガビット研究会事務局 gigabitsangaku.uec.ac.jp まで
1.会社名 2.所属 3.氏名 4.メールアドレス等ご連絡先
<法人会員>
 以上4点をご連絡ください。
<法人准会員>
 以上4点をご連絡後、お手数ですが下記申込書をダウンロードし必要事項を記入・捺印の上ご郵送下さい。参加費請求書はご参加後に郵送致します。
第6回 ウェアラブル分科会(法人准会員用) word pdf

募集締切

3月1日(火) ※定員に達し次第締め切らせていただきます。

お問合せ

電気通信大学 産学官連携センター ギガビット研究会事務局

2016年2月15日(月)
【2/26(金)開催】第19回特別シンポジウム「各種磁性材料のシステム応用とEMC」のご案内
 ギガビット研究会では、アンテナ・高速回路・EMCの設計評価に関して、電磁界理論に基づく理解を目標に、今後必要な情報の高速化、デバイスの小型化、システムの低消費電力化を考慮し、情報・エネルギー・EV・医療/健康機器対応等の、主に近距離電磁界に関する課題をテーマに、新しい知見・情報を得ることと同時に、新たな研究テーマ探索のための特別シンポジウムを随時開催しております。
 第19回特別シンポジウムでは、私たちの普段の機器設計で 磁性材料・部品を多々利用しておりますが、大多数の方は磁性材料の電磁的な物性・性能の本質を十分理解できずに使用している場合も多いため、「各種磁性材料のシステム応用とEMC」をテーマに選び、この分野の専門家に 基本的な面と応用実例紹介を交えて ご講演頂きます。
 質疑時間もたっぷりと考慮しておりますので、皆様奮ってご参加下さい。

日時

2016年2月26日(金) 13:25~17:30

場所

電気通信大学 創立80周年記念会館3F「リサージュ」(学内マップ「4」の建物)

プログラム

13:25~13:30 開会挨拶
13:30~15:15
『 (仮題) 最近の磁性材料応用とEMC対応について 』

東北大学 大学院工学研究科 教授  山口 正洋 先生

(仮) 磁性材料の電磁界的視点での全般的なチュートリアルと EMC対応例に関してお話し頂く予定です。
15:15~15:30 休憩
15:30~17:15
『 複合型吸収体の基本技術と電波暗室への適用 』

TDK株式会社 技術本部 情報通信デバイス開発センター
EMCソリューション開発室  栗原 弘 氏

電気電子機器から放射される放射妨害波のEMC設計やEMC対策に欠かせない施設として電波暗室があります。電波暗室の壁面にはフェライト吸収体と誘電損失体を組合せた複合型吸収体が広く適用されています。 本報告では、複合型吸収体の基本技術及び電波暗室への適用について述べます。 また、CISPRで進められています30MHz以下の放射妨害波測定への適合性など、最近の課題に対する検討について報告します。
17:15~17:30 全体討議(全体通しての質疑、個別質問等)

参加費

法人会員、特別会員は無料、 法人准会員は28,600円 (税込30,888円)

お申込み

<法人会員>
 メールで、ギガビット研究会 gigabitsangaku.uec.ac.jp まで
 1.会社名 2.所属 3.氏名 4.メールアドレス等ご連絡先
 以上4点をご連絡ください。
<特別会員>
 メールで、ギガビット研究会 gigabitsangaku.uec.ac.jp まで
 1.氏名
 以上1点をご連絡ください。
<法人准会員>
 メールで、ギガビット研究会 gigabitsangaku.uec.ac.jp まで
 1.会社名 2.所属 3.氏名 4.メールアドレス等ご連絡先
 以上4点をご連絡後、下記申込書をダウンロードし必要事項を記入・捺印の上ご郵送下さい。
第19回特別シンポジウム 参加申込書(法人准会員用) word pdf

お問合せ

電気通信大学 産学官連携センター ギガビット研究会事務局
2016年1月12日(火)
【2/4(木)-2/5(金)開催】設計ガイドラインセミナー入門編 第1部 初心者・新入社員教育用に 「やさしい電磁気学から始める電磁波・伝送回路の基礎(電気回路編)」のご案内
 設計ガイドラインセミナー入門編 第1部『電気回路編』を開催いたします。
 2015年度から、設計ガイドラインセミナー入門編は2部に分割して開催しています。第1部は電気系以外の出身者を対象に「電気回路編」、第2部は電気(交流)回路を履修済みの電気系または同等の知識を有する方々を対象に「伝送線路編」とし、『デモ実験』を取り入れながら『式を用いずに定性的な説明でEMC現象の基礎を理解できる』ことを目的としています。
 昨年7月に初めて開催いたしました第1部では、直流と交流の違いとは、電気回路と電磁気の基本的な関係とは、交流回路の解析に必須な“jω”とは、というような事項を実験でも確認しながら解説しています。波形発生器とオシロスコープをセットとする測定システムを用意し、参加された方が自ら実験できるようにしています。
 今回も2日間にわたって測定機器の使用法も手ほどきしながら、更に内容を充実させていきます。 内容は以下の通りです。

1. 直流での電圧・電流と電界・磁界
静電界は電荷が作る、電圧は静電界で定義、電流は電荷が動くこと、電流が磁界をつくる、電気回路の基本法則など
2. 回路素子と電磁界
キャパシタを電磁気学的に見る、グラウンド面と導体、インダクタを電磁気学的にみる、など
3. 交流での電磁界と回路素子
任意波形は正弦波の集まり、交流での抵抗、キャパシタ、インダクタの交流での動作
4. 交流での回路解析の手法
フェーザ法、網目解析法、節点解析法、共振現象など

【 実験風景 1 】 【 実験風景 2 】

■ この講座の目標は
電子機器の基本素子の動作がどのような電磁気現象の基礎にあるのかを理解すること、
その応用として、電子機器での現象・動作などが定性的に説明できるようにすること、
さらに、EMC問題へ展開できるようにするための基礎的な考え方を確立すること。

■ テキストの内容と進め方は
まず、平易なモデルやデモ実験により、何が問題点かを提示します。
次にこの現象や結果を説明する上で必要な、電磁気学的用語と電気回路的用語とを関連付けて説明します。これらの現象や用語の理解を深めるために、更なるモデルによる『実験を各受講者で行って』動作原理や性質を理解できるように工夫しています。

開催日時

1日目 2016年2月4日(木) 午前10時から午後5時
2日目 2016年2月5日(金) 午前10時から午後5時

スケジュール

講義10:00~11:45
  <昼食>
講義13:15~15:00
  <休憩>
講義15:15~17:00  *両日とも同じタイムスケジュールにて

開催場所

電気通信大学 東7号館(産学官連携センター棟) 4F 415(研修室)
http://www.sangaku.uec.ac.jp/inquiry/index.html#page02  (学内地図の青い建物)
大学構内に入るときに受付は不要です。直接、4F 415研修室 にお越し下さい。

参加対象者

非電気系の技術者、EMC技術初心者

募集人数

12名  ※定員になり次第締め切らせていただきます。

参加費

法人会員 28,600円(税込30,888円)
法人准会員 47,600円(税込51,408円)

お申し込み

メールで、ギガビット研究会 gigabitsangaku.uec.ac.jp まで
1.会社名 2.所属 3.氏名 4.メールアドレス等ご連絡先 以上4点をご連絡後、
下記の申込書をダウンロードし必要事項を記入・捺印のうえご郵送ください。
設計ガイドラインセミナー入門編 第1部 参加申込書
(法人会員用)
word pdf
設計ガイドラインセミナー入門編 第1部 参加申込書
(法人准会員用)
word pdf

*テキストは当日配付致します。
*昼食・飲み物等は、ご自身でご用意下さい。
 昼食の持ち込み可(ご自身の席でお召し上がり下さい)
 学食・売店の利用可、外出しての昼食も可(時間までにお戻り下さい)。
*個人のPCの持ち込み可。オシロスコープ画面のUSBへの取り出し可。
但し、録音・撮影はご遠慮願います。

お問合せ

受講に際し不明な点等ありましたら、お気軽に
電気通信大学 産学官連携センター ギガビット研究会事務局
までご連絡ください。
2015年12月28日(月)
【1/20(水)開催】第2回PSD分科会のご案内
 ギガビット研究会では去る10月9日に第1回PSD分科会を開催いたしました。 第1回はパソコン台数の制約のために募集人数を10名に制限し、アドバイザーの方を含め13名で行いました。PSD分科会は実際にソフトを動かしながら多目的最適化設計について議論する場としての性格上、メンバーは第1回から継続して参加することが望まれますが、今回はまだスタートしたばかりなので、第1回に参加されなかった方からも若干名ですが募集させていただきます。ご希望の方は下記の要領に沿ってお申し込みください。ご不明の点がありましたら何なりとお問い合わせください。

 ギガビット研究会では、2015年春のシンポジウムにおいて、PSD分科会の立ち上げを目指していることを明言しました。PSDとはPreference Set-based Design(選好度付セットベース設計)の頭文字を取ったもので、電気通信大学の石川晴雄名誉教授が開発した「多目的最適化設計」の手法です。今までにこの手法は機械系で適用されて多くの成果を得ています。大学発の研究成果を広く展開して社会に貢献する活動の一環にと、ギガビット研究会では石川先生の協力の下に、PSD手法を電気系に適用するために準備してきました。

 多目的最適化設計とは、多くの目的(要求性能)を同時に最適化(満足)するように、多くの設計変数を決める協調設計のことを言います。従来の設計での「解析(analysis)による試行錯誤的な手法」から脱出し、「合成(synthesis)を行う設計手法」を目指そうと考えています。セットベースとは、集合論に基づくことを意味し、選好度とは設計変数範囲の評価・決定過程を数学的に取り扱うための指標です。これによって他のセットベース手法とは異なり定量的な評価を明確にしながら設計変数範囲を決定している利点があります。

 PSD分科会は、どのような取扱いをするのか、どのようなことが出来るのかなど、PSD手法を適用する際の問題点や有効性について議論する場として、また、大学の研究者と企業の技術者が、実際にソフトを動かしながら多目的最適化設計について議論する場としていく予定です。今年度の課題として「EMIフィルタ」を取り上げます。

第1回の分科会で行いましたことは次の通りです。
1. 運営に関する事務事項について
2. PSDについて—その概要と電気系への適用について
3. PSDの使用法(例題実習)
 「注」ギガビット研究会で、PSDソフトが使用できる状態にしたパソコンを6台準備しました。そのために参加人数の制限をさせていただきました。

第2回から参加される方には第1回の時の資料を前もってお渡しする予定です。

日時

2016年1月20日(水) 13:00~17:00(休憩:15:00~15:15)

場所

電気通信大学 東7号館(産学官連携センター棟) 4F 415(研修室)
http://www.sangaku.uec.ac.jp/inquiry/index.html#page02  (学内地図の青い建物)
大学構内に入るときに受付は不要です。直接、4F 415研修室 にお越し下さい。

募集人数

第1回参加者プラス第2回からの参加者若干名

参加費

法人会員 無料
法人准会員 PSD分科会参加費 95,200円(税込102,816円・・・年3回程度開催)

募集締切

1月15日(金)  ※定員になり次第締め切らせていただきます。

お申込み

 メールで、ギガビット研究会事務局 gigabitsangaku.uec.ac.jp まで
 1.会社名 2.所属 3.氏名 4.メールアドレス等ご連絡先

法人会員>以上4点をご連絡ください。

法人准会員>以上4点をご連絡後、下記申込書をダウンロードし必要事項を記入・捺印の上ご郵送下さい。 参加費請求書は、ご参加後に郵送致します。
第2回PSD分科会 参加申込書(法人准会員用) word pdf

お問合せ

電気通信大学 産学官連携センター ギガビット研究会事務局

受講に際し不明な点等ありましたら、お気軽にご連絡ください。
2015年11月17日(火)
【12/17(木)開催】第9回シンポジウムのご案内

日時

2015年12月17日(木)13:30~17:00 (この後17:15~18:30に懇親会を開催します。)

シンポジウム会場

国立大学法人電気通信大学 創立80周年記念会館「リサージュ」3F
http://www.uec.ac.jp/about/profile/access/  (学内マップ「4」の建物)

プログラム

13:30-14:30 基調講演「空の産業革命とドローンビジネス最前線」
千葉大学 特別教授
株式会社自律制御システム研究所 代表取締役 野波 健蔵 氏

世界中で急速に利活用が拡大しているドローンは、物流システムを変えると言われている。自動車、コンピュータ、インターネットと新しい技術の誕生で私達のライフスタイルは劇的に変わってきた。次の技術革新は「ドローン」と言われている。
本講演ではこうした「迫りくる空の産業革命とビジネス最前線」そして「ドローン近未来社会」について紹介する。
14:30-15:30 「静電気試験における課題と次期改訂への動き」
EMC2015 優秀シンポジウム論文賞 (奨励賞) 受賞者
株式会社ノイズ研究所 技術部 上席部長 石田 武志 氏

電子機器に対する静電気耐性試験である国際規格IEC 61000-4-2は、2008年発行の第2版において、曖昧な規定を見直したが、静電気の本質である複雑な現象を含めて現場で混乱する要因となる課題がいまなお多く含まれている。IEC SC77B MT12は、第3版の改訂発行に向けて、今年7月の国際会議にて課題の整理に着手した。
現行規格の課題と今後の改訂の動向を解説する。
15:30-15:45 休憩
15:45-16:55 「ギガビット研究会の活動状況と今後の取り組み」
 1. 設計ガイドラインセミナー入門編
 2. PSD分科会

研究会代表 上 芳夫
 3. ウェアラブル分科会
名古屋工業大学 名誉教授 藤原 修
16:55-17:00 閉会の挨拶
名古屋工業大学 名誉教授 藤原 修

懇親会 (会費3,000円)

17:15~18:30 電気通信大学 大学会館3F レストラン・ROYAL
http://www.uec.ac.jp/about/profile/access/  (学内マップ「29」の建物)

シンポジウム参加費

法人会員、特別会員は無料、 法人准会員はお一人30,888円(税込)

シンポジウム参加申込

会員の種別によりお申し込み方法が異なりますのでご注意ください。

<法人会員>
メールで、ギガビット研究会 gigabitsangaku.uec.ac.jp まで
1.会社名
2.所属
3.氏名
4.メールアドレス等ご連絡先
5.懇親会への参加の有無
以上5点をご連絡ください。

<特別会員>
メールで、ギガビット研究会 gigabitsangaku.uec.ac.jp まで
1.氏名
2.懇親会への参加の有無
以上2点をご連絡ください。

<法人准会員>
メールで、ギガビット研究会 gigabitsangaku.uec.ac.jp まで
1.会社名
2.所属
3.氏名
4.メールアドレス等ご連絡先
5.懇親会への参加の有無
以上5点をご連絡後、下記の申込書をダウンロードし必要事項を記入・捺印の上ご郵送ください。
第9回シンポジウム 参加申込書(法人准会員用) word pdf

お問合せ

電気通信大学 産学官連携センター ギガビット研究会事務局
2015年11月17日(火)
【12/10(木)-12/11(金)開催】設計ガイドラインセミナー入門編 第2部 初心者・新入社員教育用に 「やさしい電磁気学から始める電磁波・伝送回路の基礎(伝送線路編)」のご案内
 設計ガイドラインセミナー入門編は「やさしい電磁気学から始める電磁波・伝送回路の基礎」と題して、2014年度において3回の試行を実施してきました。この試行は、電気系以外の出身者および電磁気学や高周波・伝送回路などに不安な初心者を対象にし『式を用いずに定性的な説明でEMC現象の基礎を理解できる』ようにするものとしてテキストを製作し、さらに内容を理解するために『デモ実験』も取り入れてきました。
 この試行において明らかになった問題点を改良し、さらに難しさの分岐点を考慮して、2015年度からは、設計ガイドラインセミナー入門編を2部に分割しています。第1部は電気系以外の出身者を対象に「電気回路編」を既に実施しました。 その内容は以下の通りです。

1. 直流での電圧・電流と電界・磁界
静電界は電荷が作る、電圧は静電界で定義、電流は電荷が動くこと、電流が磁界をつくる、電気回路の基本法則など
2. 回路素子と電磁界
キャパシタを電磁気学的に見る、グラウンド面と導体、インダクタを電磁気学的にみる、など
3. 交流での電磁界と回路素子
任意波形は正弦波の集まり、交流での抵抗、キャパシタ、インダクタの交流での動作
4. 交流での回路解析の手法
フェーザ法、網目解析法、節点解析法、共振現象など

この度の第2部は
電気(交流)回路を履修済みの電気系または同等の知識を有する方々(含む第1部受講者)を対象に「伝送線路編」として開催いたします。今回も『各受講者に直接実験に取り組んで』いただけるようにと、実験セットを準備し、実験を多く追加しております。測定機器(ファンクションジェネレータとオシロスコープ)の使用法も手ほどきいたします。 内容は以下の通りです。

1. 集中定数回路(復習)
第1部の内容を要約
2. 伝送線路の基礎
伝送線路はLC素子の集合、伝送線路の電磁界と線路電圧電流、平衡形線路と不平衡形線路、電力を運ぶ交流電磁界、線路キャパシタンスとインダクタンス、伝送線路を特徴づけるパラメータ、特性インピーダンス、入射波と反射波、時間領域での現象、電流は常に配線を一巡して流れるのか
3.クロストーク現象の基礎
低周波での磁界結合、低周波での電界結合、高周波でのクロストーク現象

この講座の目標は
電子機器における配線は最長の素子です。それを単に電圧や電流で動作を理解するだけでは不十分です。配線は伝送線路の類に属し、電磁気現象をともなう回路素子として認識する必要があります。伝送線路における物理現象を、電磁気取扱いと回路的取扱いを定性的に説明できるようにすること、さらに、基礎的なEMC問題の考え方が理解できるようにすることです。
テキストの内容と進め方は
まず、平易なモデルやデモ実験により、何が問題点かを提示します。次にこの現象や結果を説明する上で必要な電磁気学的用語と電気回路的用語とを関連付けて説明します。これらの現象や用語の理解を深めるために、更なるモデルによる『実験を各受講者で行って』動作原理や性質を理解できるようにと工夫しています。
注: ここでの実験は、オシロスコープを使った現象から電磁界現象を観察します。また、実験においては準備しているファンクションジェネレータの性能のために30 MHz以下の周波数帯域を対象にし、実験試料もそれに対応して工夫しています。

開催日時

1日目 2015年12月10日(木) 午前10時から午後5時
2日目 2015年12月11日(金) 午前10時から午後5時

スケジュール

講義10:00~11:45
  <昼食>
講義13:15~15:00
  <休憩>
講義15:15~17:00  *両日とも同じタイムスケジュールにて

開催場所

電気通信大学 東7号館(産学官連携センター棟) 4F 415(研修室)
http://www.sangaku.uec.ac.jp/inquiry/index.html#page02  (学内地図の青い建物)
大学構内に入るときに守衛所がありますが、受付は不要です。
直接、4F 415研修室 にお越し下さい。

参加対象者

電気(交流)回路を履修済みの電気系技術者、同等の知識を有する技術者
( 設計ガイドラインセミナー入門編 第1部 受講者を含む)

募集人数

12人程度

参加費

法人会員 28,600円(税込30,888円)
法人准会員 47,600円(税込51,408円)

募集締切

12月7日(月) *定員になり次第締め切らせていただきます。

お申し込み

メールで、ギガビット研究会 gigabitsangaku.uec.ac.jp まで
1.会社名 2.所属 3.氏名 4.メールアドレス等ご連絡先 以上4点をご連絡後、
下記の申込書をダウンロードし必要事項を記入・捺印のうえご郵送ください。
設計ガイドラインセミナー入門編 第2部 参加申込書
(法人会員用)
word pdf
設計ガイドラインセミナー入門編 第2部 参加申込書
(法人准会員用)
word pdf

*テキストは当日配付致します。
*昼食・飲み物等は、ご自身でご用意下さい。
 昼食の持ち込み可(ご自身の席でお召し上がり下さい)
 学食・売店の利用可、外出しての昼食も可(時間までにお戻り下さい)。
*個人のPCの持ち込み可。オシロスコープ画面のUSBへの取り出し可。
但し、録音・撮影はご遠慮願います。

お問合せ

受講に際し不明な点等ありましたら、お気軽に
電気通信大学 産学官連携センター ギガビット研究会事務局
までご連絡ください。
2015年10月26日(月)
【11/12(木)開催】ウェアラブル分科会のご案内(旧 筋電義手分科会)
 11月12日(木)開催の「 第5回ウェアラブル分科会 」についてご案内致します。
ご多忙中とは存じますが、皆様のご参加をお待ち申し上げております。

日時

2015年11月12日 (木) 13:00~17:00(休憩:15:00~15:15)

場所

電気通信大学 東7号館(産学官連携センター棟) 4F 415号室(学内地図の青い建物)
大学構内に入るときに守衛所での受付は不要です。直接、4F 415研修室 にお越し下さい。

議題

1.分科会の今後の方向性について
ギガビット研究会 代表 上 芳夫
2.各研究担当者からの進捗報告と質疑応答
研究担当者が、筋電義手システムの実機を用いて取り組んでいる課題に関しての説明、問題点の開示と結果、さらにデモ実験を行いながら、参加者と一緒になって、筋電義手を対象にウェアラブル機器に関するEMC問題の議論を深めることを予定しています。

1) 『 疑似生体信号発生器の構築と筋電義手へのESD試験評価 』
擬似信号発生器を用いたESD試験結果と実人体を用いた試験結果を対比し、両者に相関があることを示し、擬似信号発生器がイミュニティ試験に有用であることを報告する。
名古屋工業大学 王 建青 先生
2) 『 筋電義手からのノイズ放射とその評価法の検討 』
筋電義手からどの動作状態で近傍磁界,放射ノイズ(3 m)が増加しているかを測定し、評価法を検討するためのノイズ放射源の分類を行う。
秋田大学 萓野 良樹 先生
放送大学 秋田学習センター 井上 浩 先生
岡山大学 豊田 啓孝 先生、 五百旗頭 健吾 先生
3.デモ
1) 模擬信号発生器を用いた筋電義手の間接ESD試験を行います。
2) ノイズ放射に関しては、近傍磁界測定を実施します。なお、動作状態の放射ノイズに関し ては、動画で提示します。

参加費

法人会員:無料、 法人准会員:1分科会1人 95,200円(税込102,816円)

お申込み

 メールで、ギガビット研究会事務局 gigabitsangaku.uec.ac.jp まで
1.会社名 2.所属 3.氏名 4.メールアドレス等ご連絡先
<法人会員>
 以上4点をご連絡ください。
<法人准会員>
 以上4点をご連絡後、下記申込書をダウンロードし必要事項を記入・捺印の上ご郵送下さい。参加費請求書は、ご参加後に郵送致します。
第5回 ウェアラブル分科会(法人准会員用) word pdf

お問合せ

電気通信大学 産学官連携センター ギガビット研究会事務局

2015年10月7日(水)
【11/4(水)開催】第18回特別シンポジウム「ワイヤレス電力伝送システムに関する技術的条件の最新動向」のご案内
 ギガビット研究会では、アンテナ・高速回路・EMCの設計評価に関して、電磁界理論に基づく理解を目標に、今後必要な情報の高速化、デバイスの小型化、システムの低消費電力化を考慮し、情報・エネルギー・EV・医療/健康機器対応等の、主に近距離電磁界に関する課題をテーマに、新しい知見・情報を得ることと同時に、新たな研究テーマ探索のための特別シンポジウムを随時開催しております。
 第18回特別シンポジウムでは、昨年来 総務省でもCISPR対応の技術的条件が 情報通信審議会にて検討・答申されておりますが、これらに関して「ワイヤレス電力伝送システムに関する技術的条件の最新動向」と題し、この分野で ご活躍されているお二人の専門家に 最新の動向をお話し頂きます。
 質疑時間もたっぷりと考慮しておりますので、皆様奮ってご参加下さい。

日時

2015年 11月4日(水) 13:25~17:30

場所

電気通信大学 創立80周年記念会館3F「リサージュ」(学内マップ「4」の建物)

プログラム

13:25~13:30 開会挨拶
13:30~15:15
『 ワイヤレス電力伝送技術の実用化に向けた動向と取り組み
〜 国内制度化、国際協調活動、標準化動向〜 』

(株) 東芝 研究開発統括部 研究企画室 参事 庄木 裕樹 氏

今年1月および7月に、ワイヤレス電力伝送(WPT)システムに関する技術的条件についての一部答申が総務省から公表され 年内に省令改正される見込みである。更に、ITU-RやCISPRなどで国際協調に対する議論やIECなどでの標準規格化も進んでいる。本講演では、WPTシステムの実用化に向けた国際協調、制度化、標準化の最新状況について説明する。
15:15~15:30 休憩
15:30~17:15
『 電動車両用ワイヤレス電力伝送システムに関する技術的条件の最新動向 』

トヨタ自動車 (株) 電子技術統括部 品質技術室 主幹 野島 昭彦 氏

IEC TC 69 (電動車両) のWPTに関するIEC 61980発行規格、SAEでのWPTに関する標準化動向、CISPRにおける 自動車用WPTのエミッション規格に関する標準化動向、及び 自動車のEMCにおけるエミッション規格CISPR 12及びイミュニティ規格 ISO 11451における非接触充電システムに対する取り扱い等の動向を紹介しつつ、現在検討されている自動車用のWPTに対するEMC要件の概要を紹介する。
17:15~17:30 全体討議(全体通しての質疑、個別質問等)

参加費

法人会員、特別会員は無料、 法人准会員は28,600円 (税込30,888円)

お申込み

<法人会員>
 メールで、ギガビット研究会 gigabitsangaku.uec.ac.jp まで
 1.会社名 2.所属 3.氏名 4.メールアドレス等ご連絡先
 以上4点をご連絡ください。
<特別会員>
 メールで、ギガビット研究会 gigabitsangaku.uec.ac.jp まで
 1.氏名
 以上1点をご連絡ください。
<法人准会員>
 メールで、ギガビット研究会 gigabitsangaku.uec.ac.jp まで
 1.会社名 2.所属 3.氏名 4.メールアドレス等ご連絡先
 以上4点をご連絡後、下記申込書をダウンロードし必要事項を記入・捺印の上ご郵送下さい。
第18回特別シンポジウム 参加申込書(法人准会員用) word pdf

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電気通信大学 産学官連携センター ギガビット研究会事務局
2015年9月8日(火)
【10/9(金)開催】第1回PSD分科会のご案内
 ギガビット研究会では、2015年春のシンポジウムにおいて、PSD分科会の立ち上げを目指していることを明言しました。PSDとはPreference Set-based Design(選好度付セットベース設計)の頭文字を取ったもので、電気通信大学の石川晴雄名誉教授が開発した「多目的最適化設計」の手法です。今までにこの手法は機械系で適用されて多くの成果を得ています。大学発の研究成果を広く展開して社会に貢献する活動の一環にと、ギガビット研究会では石川先生の協力の下に、PSD手法を電気系に適用するために準備してきました。

 多目的最適化設計とは、多くの目的(要求性能)を同時に最適化(満足)するように、多くの設計変数を決める協調設計のことを言います。従来の設計での「解析(analysis)による試行錯誤的な手法」から脱出し、「合成(synthesis)を行う設計手法」を目指そうと考えています。セットベースとは、集合論に基づくことを意味し、選好度とは設計変数範囲の評価・決定過程を数学的に取り扱うための指標です。これによって他のセットベース手法とは異なり定量的な評価を明確にしながら設計変数範囲を決定している利点があります。

 PSD分科会は、どのような取扱いをするのか、どのようなことが出来るのかなど、PSD手法を適用する際の問題点や有効性について議論する場として、また、大学の研究者と企業の技術者が、実際にソフトを動かしながら多目的最適化設計について議論する場としていく予定です。今年度の課題として「EMIフィルタ」を取り上げます。初回は基本的なPSD法による設計例を実習しながらPSDソフトに習熟することから始めます。

第1回の分科会においては、
1. 運営に関する事務事項について
2. PSDについて—その概要と電気系への適用について
3. PSDの使用法(例題実習)

「注」ギガビット研究会で、PSDソフトが使用できる状態にしたパソコンを5台準備します。そのために参加人数の制限をさせていただきますのでご了承ください。
皆様のご参加をお待ち申し上げております。

日時

2015年10月9日(金) 13:00~17:00(休憩:15:00~15:15)

場所

電気通信大学 東7号館(産学官連携センター棟) 4F 415(研修室)
http://www.sangaku.uec.ac.jp/inquiry/index.html#page02  (学内地図の青い建物)
大学構内に入るときに受付は不要です。直接、4F 415研修室 にお越し下さい。

参加人数

10人
今回は、パソコン台数の制約のために、法人会員、法人准会員とも1社につき1名様の参加とします。2名様以上の参加を希望される場合は、余裕がある場合に可能ですのでご連絡ください。

参加費

法人会員 無料
法人准会員 95,200円(税込102,816円)

募集締切

10月2日(金)  ※定員になり次第締め切らせていただきます。

お申込み

 メールで、ギガビット研究会事務局 gigabitsangaku.uec.ac.jp まで
 1.会社名 2.所属 3.氏名 4.メールアドレス等ご連絡先

法人会員>以上4点をご連絡ください。

法人准会員>以上4点をご連絡後、下記申込書をダウンロードし必要事項を記入・捺印の上ご郵送下さい。 参加費請求書は、ご参加後に郵送致します。
第1回PSD分科会 参加申込書(法人准会員用) word pdf

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電気通信大学 産学官連携センター ギガビット研究会事務局

受講に際し不明な点等ありましたら、お気軽にご連絡ください。
2015年8月26日(水)
【9/16(水)開催】第17回特別シンポジウム「回路実装とEMCを考慮した設計技術・評価の動向」のご案内
 ギガビット研究会では、アンテナ・高速回路・EMCの設計評価に関して、電磁界理論に基づく理解を目標に、今後必要な情報の高速化、デバイスの小型化、システムの低消費電力化を考慮し、情報・エネルギー・EV・医療/健康機器対応等の、主に近距離電磁界に関する課題をテーマに、新しい知見・情報を得ることと同時に、新たな研究テーマ探索のための特別シンポジウムを随時開催しております。
 第17回特別シンポジウムでは、「回路実装とEMCを考慮した設計技術・評価の動向」をテーマに、高速伝送基板等での 実装設計・評価技術とEMC対応について この分野の専門家に 実例を交えて ご講演頂きます。
 質疑時間もたっぷりと考慮しておりますので、皆様奮ってご参加下さい。

日時

2015年 9月16日(水) 13:25~17:30

場所

電気通信大学 創立80周年記念会館3F「リサージュ」(学内マップ「4」の建物)

プログラム

13:25~13:30 開会挨拶
13:30~15:15
『 高速CMOS回路の給電網設計 』

芝浦工業大学 名誉教授  須藤 俊夫 先生

最先端CMOSデジタルシステムにおいては、供給電源の低電圧化により、電源ノイズを低減することは、ますます重要となってきている。特に、電源分配ネットワーク(PDN) を見ると、チップ、パッケージの相互作用によって発生する反共振ピー クが潜在的な電源ノイズの元凶となっている。本発表では、CMOS LSIのオンダイ特性を変化させるできるチップを試作 を通して、反共振ピークと電源ノイズ、及び電磁放射の関連性を調べ、チップも含めた統合PDNの重要性について明らかにする。
15:15~15:30 休憩
15:30~17:15
『 線路の不連続部におけるモード変換によるノイズ発生 』

岡山大学 教授  豊田 啓孝 先生

 線路の平衡度という観点からノイズ問題を理論的に取り扱い、ノイズ低減のための効果的な対策 や設計に活かすことを目標に検討を行っている。具体的には、多線条線路の平衡度を指標として 構築した「モード等価回路」を利用する。この等価回路では、平衡度が変わる線路の不連続部に 平衡度差に比例した等価電源を配置することでモード変換を表現する。モード等価回路を用いた 解析の妥当性は、実測や3次元電磁界シミュレーション結果との比較により検証している。 本講演では、線路の平衡度を用いたモード等価回路の説明に加え、これまでの評価事例を紹介する。
17:15~17:30 全体討議(全体通しての質疑、個別質問等)

参加費

法人会員、特別会員は無料、 法人准会員は28,600円 (税込30,888円)

お申込み

<法人会員>
 メールで、ギガビット研究会 gigabitsangaku.uec.ac.jp まで
 1.会社名 2.所属 3.氏名 4.メールアドレス等ご連絡先
 以上4点をご連絡ください。
<特別会員>
 メールで、ギガビット研究会 gigabitsangaku.uec.ac.jp まで
 1.氏名
 以上1点をご連絡ください。
<法人准会員>
 メールで、ギガビット研究会 gigabitsangaku.uec.ac.jp まで
 1.会社名 2.所属 3.氏名 4.メールアドレス等ご連絡先
 以上4点をご連絡後、下記申込書をダウンロードし必要事項を記入・捺印の上ご郵送下さい。
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2015年6月17日(水)
【7/2(木)-7/3(金)開催】設計ガイドラインセミナー入門編 第1部 初心者・新入社員教育用に 「やさしい電磁気学から始める電磁波・伝送回路の基礎(電気回路編)」のご案内
 設計ガイドラインセミナー入門編「やさしい電磁気学から始める電磁波・伝送回路の基礎」と題して、2014年度において3回の試行を実施してきました。この試行は、電気系以外の出身者および電磁気学や高周波・伝送回路などに不安な初心者を対象にし、『式を用いずに定性的な説明でEMC現象の基礎を理解できる』ようにするものとしてテキストを製作してきました。さらに内容を理解するために『デモ実験』も取り入れてきました。
 3回の試行において明らかになった問題点を改良し、さらに難しさの分岐点を考慮して、2015年度からは、設計ガイドラインセミナー入門編を2部に分割します。第1部を電気系以外の出身者を対象に「電気回路編」、第2部は電気(交流)回路を履修済みの電気系または同等の知識を有する方々を対象に「伝送線路編」として開催することにいたしました。さらに『各受講者に直接実験に取り組んで』いただけるようにと、実験セットも準備しました。
 今回2日間にわたって実施する第1部では、試行で実施した内容を一部変更し、実験を多く追加しております。測定機器の使用法も手ほどきいたします。
内容は以下の通りです。

1. 直流での電圧・電流と電界・磁界
静電界は電荷が作る、電圧は静電界で定義、電流は電荷が動くこと、電流が磁界をつくる、電気回路の基本法則など
2. 回路素子と電磁界
キャパシタを電磁気学的に見る、グラウンド面と導体、インダクタを電磁気学的にみる、など
3. 交流での電磁界と回路素子
任意波形は正弦波の集まり、交流での抵抗、キャパシタ、インダクタの交流での動作
4. 交流での回路解析の手法
フェーザ法、網目解析法、節点解析法、共振現象など

■ この講座の目標は
電子機器の基本素子の動作がどのような電磁気現象の基礎にあるのかを理解すること、
その応用として、電子機器での現象・動作などが定性的に説明できるようにすること、
さらに、EMC問題へ展開できるようにするための基礎的な考え方を確立すること。

■ テキストの内容と進め方は
まず、平易なモデルやデモ実験により、何が問題点かを提示します。
次にこの現象や結果を説明する上で必要な、電磁気学的用語と電気回路的用語とを関連付けて説明します。これらの現象や用語の理解を深めるために、更なるモデルによる『実験を各受講者で行って』動作原理や性質を理解できるように工夫しています。

開催日時

1日目 2015年7月2日(木) 午前10時から午後5時
2日目 2015年7月3日(金) 午前10時から午後5時

スケジュール

講義10:00~11:45
  <昼食>
講義13:15~15:00
  <休憩>
講義15:15~17:00  *両日とも同じタイムスケジュールにて

開催場所

電気通信大学 東7号館(産学官連携センター棟) 4F 415(研修室)
http://www.sangaku.uec.ac.jp/inquiry/index.html#page02  (学内地図の青い建物)

参加対象者

非電気系の技術者、EMC技術初心者

募集人数

15人程度

参加費

法人会員 28,600円(税込30,888円)
法人准会員 47,600円(税込51,408円)

募集締切

6月30日(火) *定員になり次第締め切らせていただきます。

お申し込み

メールで、ギガビット研究会 gigabitsangaku.uec.ac.jp まで
1.会社名 2.所属 3.氏名 4.メールアドレス等ご連絡先 以上4点をご連絡後、
下記の申込書をダウンロードし必要事項を記入・捺印のうえご郵送ください。
設計ガイドラインセミナー入門編 第1部 参加申込書
(法人会員用)
word pdf
設計ガイドラインセミナー入門編 第1部 参加申込書
(法人准会員用)
word pdf

*テキストは当日配付致します。
*昼食・飲み物等は、ご自身でご用意下さい。
 昼食の持ち込み可(ご自身の席でお召し上がり下さい)
 学食・売店の利用可、外出しての昼食も可(時間までにお戻り下さい)。
*個人のPCの持ち込み可。
但し、録音・撮影はご遠慮願います。

お問合せ

受講に際し不明な点等ありましたら、お気軽に
電気通信大学 産学官連携センター ギガビット研究会事務局
までご連絡ください。
2015年5月7日(木)
【6/12(金)開催】第8回シンポジウムのご案内
 ギガビット研究会は総会を年1回、シンポジウムを年2回開催することになっており、今回は2015年度初めでありますので、総会とシンポジウムを合わせて開催いたします。総会については議決権のある会員の方々に別途ご案内をいたしますが、この第8回シンポジウムにおいては、2014年度活動報告、2015年度事業計画、国内外において話題になっております「ウェアラブル機器」、昨年12月の第7回シンポジウムで紹介いたしました「PSD設計」に関する重要な演題がございます。ぜひご参加くださいますようお願い申し上げます。

 近年、人体に装着する電子機器が「ウェアラブル機器」としてマスコミに多数登場してきています。ウェアラブル機器といっても目的・種類は非常に多くあります。この研究会では、弊学の横井浩史教授が開発している「筋電義手」を研究対象にして分科会を発足させてきました。
 今回の基調講演では、日本電信電話株式会社デバイスイノベーションセンタの笠原亮一氏に、「生体センシング技術」を中心にご講演していただきます。つづいて電子情報通信学会において人体を通信媒体とする「人体通信」の研究会をリードなさっている名古屋工業大学の王建青教授にご講演をしていただきます。
 次に「ギガビット研究会の活動状況と今後の取り組み」について、研究会代表の上がお話しいたします。今期の新たな分科会として、第7回のシンポジウムにおいて紹介いたしました「PSD(選好度付きセットベース設計)分科会(注参照)」について、今期の進め方・方向性を打ち出していく予定です。さらに、従来からの「筋電義手分科会」に関しては、昨季検討しました「生体と電子機器が一体になったモデルへの展開」につきまして、成果の概要については名古屋工業大学の藤原修先生に紹介していただきます。 今年度からこの分科会の名称を「ウェアラブル分科会」に変更し、筋電義手はこの一種としての位置づけとし、今後どのような分野を包含していくかご意見を頂戴しながら検討していきたいと考えています。これらの分科会の方針・内容の説明と、参加希望会員企業の募集に関するご案内を合わせて行います。

注:PSD(Preference Set-based Design)は、弊学の石川晴雄名誉教授が主として機械系の多目的最適化設計手法として開発した協調設計手法です。電気回路系と電磁波系との課題を融合(協調)させる問題としてとらえたときの電気系での設計法を、PSD手法を用いるときの適用例や問題点を検討します。この分科会では、「パワーエレクトロニクス」分野の課題をも含んで検討していく予定です。

日時

2015年6月12日(金)13:30~17:00 (この後17:45~18:30に懇親会を開催します。)

シンポジウム会場

国立大学法人電気通信大学 創立80周年記念会館「リサージュ」3F
http://www.uec.ac.jp/about/profile/access/  (学内マップ「4」の建物)

プログラム

13:30-14:30 基調講演「ヘルスケア・医療応用に向けた生体センシング技術」
日本電信電話株式会社 デバイスイノベーションセンタ
ライフアシストプロジェクト 主幹研究員 笠原 亮一

我々は、これまでに培ってきたICT技術を利活用して、少子高齢化や医療費増大などの社会課題を解決するソーシャルデバイスの研究開発を行っている。本講演では、ヘルスケア・医療分野への適用を目指して開発している、機能素材“hitoe”を用いた心電・心拍計測システムや小型レーザドップラー血流センサなどの生体センシング技術について紹介する。
14:30-15:30 「人体通信機能を有するウェアラブル生体センサの開発と 外部電磁干渉に対するEMC評価」
名古屋工業大学 教授 王 建青

開発した人体通信機能を有するウェアラブル心電計(ECG)を紹介し、室内・車内での心電信号のリアルタイム観測例を示す。次に、外部からの電磁干渉について、ECG検出回路出力に現れるモード変換機構、定量的評価法、対策設計指針を説明する。また、イミュニティ試験用擬似生体信号発生器の構築を紹介し、ウェアラブルデバイスに対するEMC試験法のあるべき姿を提示する。
15:30-15:45 休憩
15:45-15:55 「ギガビット研究会の活動状況と今後の取り組み」
研究会代表 上 芳夫
15:55-16:25 「PSD分科会について」
研究会代表 上 芳夫
16:25-16:55 「ウェアラブル分科会(筋電義手分科会)活動状況と今後の取り組み」
名古屋工業大学 名誉教授 藤原 修
16:55-17:00 閉会の挨拶
名古屋工業大学 名誉教授 藤原 修

懇親会 (会費2,000円)

17:15~18:30 電気通信大学 大学会館3F レストラン・ハルモニア
http://www.uec.ac.jp/about/profile/access/  (学内マップ「29」の建物)

シンポジウム参加費

法人会員、特別会員は無料、 法人准会員はお一人30,888円(税込)
法人会員、法人准会員とも2人まで参加できますが、3人以上の参加を希望される場合はご連絡ください。会場に余裕がある場合には可能です。

シンポジウム参加申込

会員の種別によりお申し込み方法が異なりますのでご注意ください。

<法人会員>
メールで、ギガビット研究会 gigabitsangaku.uec.ac.jp まで
1.会社名
2.所属
3.氏名
4.メールアドレス等ご連絡先
5.懇親会への参加の有無
以上5点をご連絡ください。

<特別会員>
メールで、ギガビット研究会 gigabitsangaku.uec.ac.jp まで
1.氏名
2.懇親会への参加の有無
以上2点をご連絡ください。

<法人准会員>
電話またはメールで、ギガビット研究会 gigabitsangaku.uec.ac.jp まで
1.会社名
2.所属
3.氏名
4.メールアドレス等ご連絡先
5.懇親会への参加の有無
以上5点をご連絡後、下記の申込書をダウンロードし必要事項を記入・捺印の上ご郵送ください。
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電気通信大学 産学官連携センター ギガビット研究会事務局
2015年5月11日(月)
【6/5(金)開催】第16回特別シンポジウム「PCB /コネクタの実装・評価での電磁界設計とEMCの課題」のご案内
 ギガビット研究会では、アンテナ・高速回路・EMCの設計評価に関して、電磁界理論に基づく理解を目標に、今後必要な情報の高速化、デバイスの小型化、システムの低消費電力化を考慮し、情報・エネルギー・EV・医療/健康機器対応等の、主に近距離電磁界に関する課題をテーマに、新しい知見・情報を得ることと同時に、新たな研究テーマ探索のための特別シンポジウムを随時開催しております。
 第16回特別シンポジウムでは、「PCB /コネクタの実装・評価での電磁界設計とEMCの課題」を取り上げ、高速伝送基板やコネクタ設計に関し 電磁界的視点でのチュートリアルとEMC対応について この分野の専門家である お二人に 実例を交えて ご講演して頂きます。
 質疑時間もたっぷりと考慮しておりますので、皆様奮ってご参加下さい。

日時

2015年 6月5日(金) 13:25~17:30

場所

電気通信大学 創立80周年記念会館3F「リサージュ」(学内マップ「4」の建物)

プログラム

13:25~13:30 開会挨拶
13:30~15:15
『 高速伝送基板の電磁界的視点での設計とEMC対応 』

三菱電機 株式会社 情報技術総合研究所 アンテナ技術部
高速伝送回路グループ 主席研究員 山岸 圭太郎氏

(プリント基板における高速信号伝送は、差動伝送による耐ノイズ性向上/低放射ノイズ化、クロックレスシリアルによる帯域制限方式を中心に 30Gbpsに達している。この高速伝送実現には、主にプリント基板配線のインピーダンス整合、損失抑制、モード変換抑制が重要である。配線ピーダンスは 差動インピーダンスとコモンインピーダンス、損失は誘電体損と導体損の検討が必要だが、これらの配線特性の解析は 実は簡単ではない。また、これらの電磁的要求を満たす基板仕様は、システム構成の検討とも密接に関わる。さらに安定動作や低放射ノイズ化には、給電系回路/レイアウト設計の最適化も必須である。本講演では これらの内容を解説する。)
15:15~15:30 休憩
15:30~17:15
『 ギガビット伝送に対応したコネクタ・ケーブルのSIとEMI 』

日本航空電子工業 (株) プロダクト・マーケティング本部 池田 浩昭氏

(USB Type Cに代表されるように、民生品の電子機機器においても、10Gbps以上の伝送規格が適用されるようになった。これらの伝送規格の概要や高ビットレートで信号を伝送する仕組みや測定方法、EMIに関して、詳細に解説する。)
17:15~17:30 全体討議(全体通しての質疑、個別質問等)

参加費

法人会員、特別会員は無料、 法人准会員はお一人30,888円(税込)

お申込み

<法人会員>
 メールで、ギガビット研究会 gigabitsangaku.uec.ac.jp まで
 1.会社名 2.所属 3.氏名 4.メールアドレス等ご連絡先
 以上4点をご連絡ください。
<特別会員>
 メールで、ギガビット研究会 gigabitsangaku.uec.ac.jp まで
 1.氏名
 以上1点をご連絡ください。
<法人准会員>
 メールで、ギガビット研究会 gigabitsangaku.uec.ac.jp まで
 1.会社名 2.所属 3.氏名 4.メールアドレス等ご連絡先
 以上4点をご連絡後、下記申込書をダウンロードし必要事項を記入・捺印の上ご郵送下さい。
第16回特別シンポジウム 参加申込書(法人准会員用) word pdf

お問合せ

電気通信大学 産学官連携センター ギガビット研究会事務局


〒182-8585 東京都調布市調布ヶ丘1-5-1 電気通信大学 産学官連携センター
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